■角栄のきくばり 角栄は自分の食だけでなく、周りの人間の食にもこまやかな気配りを見せた。 自身の弁護団の為に弁当のメニューを自ら考え、歯の悪い弁護士にはやわらかいものをおかずにするなどの気遣いを忘れなかった。また、自宅門前で取材中の記者たちにそばをふるまうなど、「親交を結ぶべき職業は、銀行、新聞記者、そして警察」という発言通り、これらの人々とは絶対にケンカをせず、うまくやっていくことが角栄が政治家としてエラクなる為の信条だった。 ■正月の田中邸 正月の目白の田中邸には多くの年始客が集まった。おせちは全てホテル・ニューオータニに注文し、車で田中邸に運び込まれた。 その内容は、 ・寿司 ・ゴマメ ・煮豆 ・かまぼこ ・焼き肉 ・ミカン ・ピーナッツ
などで、毎年150人分を用意。足りない分は地元寿司屋の「一勢」や天麩羅屋からの出前で補った。 天皇・皇后両陛下の写真を飾った部屋の中央に坐し、30分ごとにビールを抜き、自ら年始客についで回るのが角栄の接客スタイル。 飲み物は、 ・スコッチ・ウィスキー ・ブランデー ・日本酒 ・ビール などで、盛大にふるまった。
・好きなタイプ 健康な人 ユーモアがわかるひと 謙虚な人 ・嫌いなタイプ 赤い口紅を塗る人 時間にルーズな人
■角栄、お金を語る 「無学な母だが何人にも代え難い教えを残した。『貸した金は忘れてもいい。借りた金は一生忘れるな』、これは娘にさえ教えて実行させている。」 「金なんて大したものじゃないさ。金を政治家の条件にするのは間違いだね。政治家はアイデア・マンでなくては。」